中学生問題集中２理科｜がっこのおとも

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理科

物質とその変化

　1つの同じ物質が、温度の変化によって変化することを（①）といい、他の物質に変わるわけではない。
これに対して、物質が変化して元の物質とは違う別の物質に変化することを（②）という。

答え　（①）状態変化
（②）化学変化

解説・ヒント　状態変化は水が固体・液体・気体と変化すること。

化学変化は例えば分解よって1つの物質が別の2つ以上の物質に分かれてしまうこと。

熱分解

　1つの物質が2つ以上の物質に分かれる変化を分解というが、加熱による分解を（③）という。

答え　（③）熱分解

解説・ヒント　熱分解には炭酸水素ナトリウムの熱分解と酸化銀の熱分解がある。

電気分解

　電流を流すことによる分解を（④）という。

答え　（④）電気分解

解説・ヒント　電気分解には水の電気分解と塩化銅水溶液の電気分解がある。

分解①

　炭酸水素ナトリウムは重曹とも呼ばれ、水に（①）。その水溶液は（②）を示す。

答え　（①）少し溶ける（②）弱いアルカリ性

解説・ヒント　炭酸水素ナトリウムは弱アルカリ性の性質を持つため、酸性のものを中和する働きがある。酸性の油汚れや皮脂の汚れ、焦げ付きを落とす効果や、生ごみや靴の臭いなど、酸性の臭いを消す効果もある。

試験管を斜めにする理由

　炭酸水素ナトリウムを加熱する実験をおこなうとき、試験管の口を少し下向きにする理由を簡単に書きなさい。（③）

答え　（③）発生した物質が加熱部分に流れて試験管が割れるのを防ぐため。

解説・ヒント
酸化銀の加熱の場合は加熱部分に流れ出る物質は発生しないが、加熱による水分が加熱部分に流れるのを防ぐために、同じく試験管の口を少し下向きにする。

炭酸水素ナトリウムの熱分解

　炭酸水素ナトリウムを加熱すると液体が生じた。その液体に塩化コバルト紙をつけると、塩化コバルト紙は青色から（④）に変わる。
その液体は何か。（⑤）

答え　（④）赤色（ピンク色）
（⑤）水

解説・ヒント
塩化コバルト紙が青色から赤色（ピンク色）に変われば水であると確認できる。

　炭酸水素ナトリウムを加熱すると気体が生じた。その気体が発生すると石灰はどうなるか。（⑥）
この気体は何か。（⑦）

答え　（⑥）白くにごる（⑦）二酸化炭素

解説・ヒント
石灰水が白くにごれば、二酸化炭素が発生していることが確認できる。

　炭酸水素ナトリウムを充分に加熱したあとに残った固体は（⑧）である。
その物質は、水に（⑨）。その水溶液は（⑩）を示す。

答え　（⑧）炭酸ナトリウム（⑨）よく溶ける（⑩）強いアルカリ性

解説・ヒント　炭酸水素ナトリウムは、フェノールフタレイン溶液を加えるとうすい赤色になる。
炭酸ナトリウムは、フェノールフタレイン溶液を加えると濃い赤色になる。

　このような実験をおこなったとき、火を消して加熱をやめる前にどのような操作をしなければならないか。（⑪）
また、その理由を書きなさい。（⑫）

答え　（⑪）ゴム管を石灰水から抜き出しておく
（⑫）石灰水が逆流して、試験管が割れるのを防ぐため

解説・ヒント　ゴム管を石灰水の中から出した後に、ガスバーナーの火を消す。

　炭酸水素ナトリウム　加熱→　（⑬）　＋　（⑭）　＋　（⑮）

答え　（⑬）炭酸ナトリウム
（⑭）二酸化炭素
（⑮）水　　（順不同）

解説・ヒント　炭酸ナトリウム（固体）・二酸化炭素（気体）・水（液体）

分解②

酸化銀の熱分解

　加熱する前の酸化銀と、加熱した後、試験管に残った物質はそれぞれどのような色か。
加熱する前の酸化銀（①）　加熱した後の物質（②）

答え　（①）黒色
（②）白色

解説・ヒント　加熱した後の物質の色は、白色もしくは灰色、銀白色で粉状の物質。

　加熱によって発生した気体を集めた試験管の中に火のついた線香を入れるとどうなるか。（③）
発生した気体は何であると考えられるか。（④）

答え　（③）線香が炎を出して激しく燃える
（④）酸素

解説・ヒント　はじめに出てきた気体は試験管内の空気が混じっているので捨てる。

　このような気体の集め方を何というか。正しいものを次から選び記号を書きなさい。（⑤）
（ア）上方置換法　（イ）下方置換法　（ウ）水上置換法

答え　（⑤）（ウ）水上置換法
解説・ヒント　水上置換法は主に水に溶けにくい酸素などの気体の捕集に用いられる。

　酸化銀の加熱後、試験管内に残った物質は何か。（⑥）
また、その特徴で適当でないものを次から選び記号で答えなさい。（⑦）
（ア）電気を通す
（イ）水に溶ける
（ウ）磨くと光る
（エ）たたくと伸びる

答え　（⑥）銀
（⑦）（イ）水に溶ける

解説・ヒント　試験管内に残った物質は銀なので、金属の性質になる。

　酸化銀　加熱→　（⑧）　＋　（⑨）

答え　（⑧）銀
（⑨）酸素（順不同）

解説・ヒント　銀（固体）・酸素（気体）

分解③

水の電気分解

　水の電気分解では、純粋な水でなく、うすい水酸化ナトリウム水溶液で実験を行うのはなぜか。（①）

答え　（①）電流を流しやすくするため
解説・ヒント　純粋な水は電流がほとんど流れない。
水酸化ナトリウム水溶液は皮膚などを傷める恐れがあるので、付着した場合は大量の水で洗い流す。

　陰極側のゴム栓をはずし、火のついたマッチを近づけると、ポンという音を出して激しく燃えた。陰極で発生した気体が何か。（②）

答え　（②）水素
解説・ヒント　水素はそれ自体が燃える。

　陽極側のゴム栓をはずし、火のついた線香を入れると、線香は炎を出して激しく燃えた。陽極で発生した気体が何か。（③）

答え　（③）酸素
解説・ヒント　酸素はモノが燃えるのを助ける。

　陰極側に発生した気体の体積は、陽極側に発生した気体の体積のおよそ何倍か。（④）

答え　（④）2倍
解説・ヒント　発生する気体の体積比は…水素：酸素＝2：1

　水　加熱→　（⑤）　＋　（⑥）

答え　（⑤）水素
（⑥）酸素（順不同）

解説・ヒント　水素（気体）・酸素（気体）

分解④

塩化銅水溶液の電気分解

　陽極から刺激臭のする気体が発生した。この気体は何か。（①）

答え　（①）塩素
解説・ヒント　塩素の特徴は、刺激臭があり漂白作用がある。

　陰極に赤褐色の物質が付着した。この物質は何か。（②）

答え　（②）銅
解説・ヒント　銅の特徴は、赤褐色、光沢等の金属の特徴がある。

　塩化銅水溶液の色は青色であったが、電流を流すにつれてその色はどのように変化をしていくか。（③）

答え　（③）薄くなる
解説・ヒント　分解が進むから。

　塩化銅水溶液　加熱→　（④）　＋　（⑤）

答え　（④）銅
（⑤）塩素（順不同）

解説・ヒント　銅（固体）・塩素（気体）

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